【台湾高雄ガス爆発事故】事故を起こしたLCYの資産仮差押えを、高雄市が取りやめる
犠牲者32名を出したプロピレンガス爆発事件が起った高雄市は9日、高雄地方裁判所に8月6日に提出した元凶の李長栄化学工業(LCY Chemical Corp.)の資産19億元(台湾ドル:60億円)の仮差押え要請を取り止めた。地裁は8月8日に仮差押えを許可したが、その後LCYが23.5億元(70億5000万円)の土地と銀行当座預金6.5億元(19億5000万円)を担保として高雄市に提供したことから、仮差押えでガス爆発事件の被害や死亡者遺族への賠償に当てる必要は無いと仮差押え令を撤去したのである。