【中日新聞/論壇】斉藤正美「在日排外や歴史の書換えが北陸にも浸透、戦後の市民運動を再確認し取り組む時が来た」
止まらないヘイトスピーチ
■排外主義運動北陸でも
「朝鮮人は殺せ」「反日害国人」などと訴えるヘイトスピーチが社会問題化している。このように特定の個人や集団に対して、国籍・人種・民族・宗教・性別・性的指向などに基づき、差別的な言動をする排外主義運動の現状を報告したい。内閣府の世論調査によれば、二〇〇〇年代にほぼ50%を維持していた韓国に親しみを「感じる」との意見が、「感じない」が60%になるという急降下が一二年に見られた。