【韓国】旅客船沈没事故、セウォル号船長が「放送で脱出指示」主張、起訴内容全面否認
韓国の旅客船セウォル号の沈没事故で、乗客を船内にとどまらせたまま船から逃げ、多数を死亡させたとして殺人罪などに問われた船長、イ・ジュンソク被告(68)が7日の公判で、船内放送で乗客に船から脱出するよう指示したと主張し、起訴内容を全面的に否認した。検察は、イ被告が「救命胴衣を着て船室で待機しろ」と放送で命じただけで、自ら最初に船から逃げ出したため、乗客が死んでも構わないとの「未必の故意」による殺人罪が成立すると主張している。