【財経新聞】山口一臣「朝日新聞の記事取消しが『性的虐待も否定された』、『謝罪する対象はもうない』とならないのは明らか」
【10月17日、さくらフィナンシャルニュース=東京】■前提となる事実認定がバラバラ
朝日新聞が記事を取り消したことで従軍慰安婦に関する議論がにわかに、そして再び沸騰している。この間、さまざまな言説を聞いてつくづく思ったのは、これはすべてのケースを「慰安婦問題」とひと括りにしているところに無理があるのではないかということと、評価・論評の前提となる事実認定がどの立場の人も曖昧、というバラバラだということだ。