【信濃毎日新聞】都内出版社勤務の岩下結さん「ヘイト本が売れる背景には、相手を排撃し自信を取り戻したいという意識がある」
中国、韓国を排撃するいわゆる「嫌中・嫌韓」の書籍の出版が相次いでいることに対し、出版人の立場で歯止めをかけようと、長野県佐久市出身で都内の出版社勤務の岩下結(ゆう)さん(34)らが「NOヘイト!出版の製造者責任を考える」(ころから刊)をこのほど出版した。7月に出版関係者が都内で開いたシンポジウムや書店員への意識調査から、他国や民族を公然とバッシングし、差別を助長しかねない言論が広がった背景を分析。