【大阪】大阪国際平和センター「ピースおおさか」…「戦争賛美」に募る危機感、失われた「平和の学び場」
アジア最大の兵器工場である「大阪砲兵工廠」跡地、大阪城公園内に位置する「ピースおおさか」。市民たちの平和への希求によって1991年にオープンして以来、188万人にのぼる人々に戦争の実態を伝えた平和資料館だったが、リニューアルを迎えた今日、その「設置理念」が有名無実化されようとしている。■展示リニューアルの経過
「ピースおおさか」は、戦争の悲惨さを次世代に伝え、平和の尊さを訴えることを目的に大阪府と大阪市が共同出資した財団によって1991年9月17日に開館。