【シンガポール総選挙】「経済の不安定化で有権者は安定志向に」 専門家がリー・シェンロン首相率いる与党圧勝を解説
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11日に投票が行われたシンガポール議会(一院制、定数89)総選挙で、選管は12日未明、与党、人民行動党(PAP)が83議席を獲得したと発表した。注目されたPAPの支持率は、4年前の前回総選挙で記録した過去最低(60・1%)から69・9%に回復し、地元メディアは「地滑り的勝利」と報道。PAPは、今年3月に死去したリー・クアンユー初代首相が築いた一党支配体制のてこ入れに足がかりを得た。