【セウォル号沈没事故関連】遺族ら政府と運航会社に賠償請求 政府補償拒否し原因究明へ
韓国の旅客船セウォル号が昨年沈没した事故で、犠牲者計304人のうち111人の遺族らが23日、沈没と救助活動失敗の責任を問うとして、韓国政府と同船の運航会社を相手に犠牲者1人当たり1億ウォン(約1千万円)の損害賠償を求める訴訟をソウル中央地裁に起こした。韓国政府は高校生の犠牲者1人当たり約8億2千万ウォンの補償を行うと表明しているが、政府が真相究明の調査を妨害しているとみる原告らは受け取りを拒否し、法廷闘争を通じ惨事の原因を解明するとしている。