【日中韓首脳会談】議長の韓国、歴史や南シナ海の話題避ける 和やかなムード演出に苦心
【ソウル大貫智子】
1日の日中韓首脳会談を議長国として取り仕切った韓国政府は、歴史問題や南シナ海情勢など敏感な問題を避け、3カ国の関係改善に注力した。北東アジア地域の緊張緩和に主導的な役割を果たし、韓国の最重要課題である北朝鮮問題で日中両国の協力を引き出すのが狙いとみられる。1日、青瓦台(大統領府)で行われた3首脳による共同記者会見で、朴槿恵(パク・クネ)大統領は、安倍晋三首相が冒頭、韓国語で「アンニョンハシムニカ(こんにちは)」とあいさつすると笑顔を見せた。