【しんぶん赤旗】「慰安婦」は性奴隷、論証 一橋大学園祭で講演会 「反韓・反中のナショナリズムが平和主義を腐食する」
講演会「日本軍『慰安婦』問題とどう向き合うのか」が1日、東京・国立の一橋大学の学園祭で開かれ、会場いっぱいの約150人が参加しました。同大学の吉田裕教授は、「安倍内閣の積極的平和主義路線は、国民の歴史認識のつくり替えと常にワンセット」と指摘し、安倍談話の問題点と国民意識の変化を解説。安保法反対の若者の運動が広がる一方で、植民地支配や侵略戦争を「やむを得なかった」とする回答が増えていることを挙げ、反韓・反中のナショナリズムが平和主義を腐食する可能性に警鐘を鳴らしました。