【国際】「雪解け」促した米政府、日中韓首脳会談開催を一定評価 ほど遠い「同盟のカルテット」形成
米政府はこれまで、北朝鮮政策とリバランス(再均衡)戦略上の要請から日中韓、とりわけ日韓に関係改善へ向けた首脳会談の再開を強く働きかけてきた。このため今回の一連の会談を対話が緒に就いたものとして評価し、歴史問題の話し合いによる解決を引き続き促す方針だ。戦後70年の節目の今年、オバマ米大統領が安倍晋三首相をはじめ日中韓首脳を相次いでホワイトハウスへ招いたのにはまず、北朝鮮に対する結束を維持するために、悪化した日中韓関係の「雪解け」を促す狙いがあった。