【中国】李克強首相が寄稿で米の中東戦略批判「悪影響があふれ出している」 南シナ海干渉を牽制も、鄭和大航海引用で墓穴?
中国の李克強首相=ソウル(共同)
中国の李克強首相は20日付のマレーシアの中国語紙「星洲日報」への寄稿の中で、「外部の干渉が招いた一部地域の混乱が続いており、その悪影響は外にもあふれ出している」と述べ、暗に米国の中東戦略を批判し、南シナ海問題への干渉を牽制(けんせい)した。李氏が指摘する「一部地域の混乱」は、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が勢力を拡大するイラク、シリア情勢を指すとみられる。