【朝日新聞研究】チベット報道と侵略 根本的知識の提供なく、本質に踏み込まず 歴史修正主義ならぬ、歴史隠蔽主義
朝日新聞のチベット報道は疑問が多い
今年の9月1日、中国の「チベット自治区」は成立50周年を迎えた。朝日新聞はチベット問題について、同日朝刊に長文の記事を、同月22日の朝刊に「中国チベット自治区 今どうなっているの?」という基本的な解説を、翌23日に社説を掲載している。社説のタイトルが「民族に真の自治を」とあるように、中国政権のチベット政策を一応批判しているが、チベット問題の本質に踏み込んでいるとは思えない。