【萬物相】韓国から追放される日本製法律用語~日本で数十年前に死語と化した言葉を、なぜ今韓国で使うのか
日本人がつくった「派出婦」という単語が韓国の記録に登場したのは、植民地時代の1930年代末のことだ。イ・ハンソプ教授が編集した『日本語に由来する韓国語辞典』で「派出婦」を探すと「本町署管内に事務所を有する派出婦組合は…」という例文が掲載されている。これは1939年1月の新聞記事だ。韓国人にとって「派出婦」という単語は、日本人の家で家事を担当する植民地の労働スタイルとして、このとき初めて紹介された。