【経済】焦る中国、「爆買い」は個人資本流出の抜け穴…国外のカード利用、外貨両替規制厳格化
中国が海外への個人マネー流出を抑制しようと目を光らせている。外貨管理局がカード決済額で世界最大となった「銀聯カード」の海外での現金引き出しを1月から年間10万元(約180万円)に制限させたほか、人民元から外貨への両替でも審査を厳格化している。一連の規制は中国人の海外での「爆買い」が資本流出の抜け道にもなったと判断したためで、8日の春節(旧正月)を含む13日までの連休で日本など海外を訪れる中国人の消費意欲をそぐ恐れもある。