【国際】死去したガリ元国連事務総長 PKO強化提唱失敗も、日本の常任理事国入り支持 潘氏「足跡消し去るのは不可能だ」
第6代国連事務総長を務めたエジプトのブトロス・ブトロス・ガリ氏が16日、首都カイロの病院で死去した。93歳。ロイター通信などによれば、ガリ氏は心臓や肝臓に疾患があったほか、数日前には脚を骨折して入院していた。国連安全保障理事会は同日の会合で、ガリ氏に黙祷(もくとう)をささげた。潘基文(パン・ギムン)事務総長も記者会見で、「最も騒々しく困難な期間」に国連を率いたと指摘した上で、「彼が国連に残した足跡を消し去ることは不可能である」とたたえた。