【経済】習近平vsソロス 人民元をめぐる綱引きの勝者は?
中国の外貨準備高は、2015年12月に過去最大となる前月比1079億ドル減を記録。今年1月には995億ドル減と、大幅な減少が続いている。市場では「人民元相場の急落を阻止するために、中国人民銀行が外貨準備を取り崩し、元を買い支えている」との見方がもっぱらだ。こうした中国の為替介入に対し、純資産は約249億ドル(約2兆9100億円)ともいわれるアメリカの投資家で「イングランド銀行を倒した男」と呼ばれるジョージ・ソロス氏は1月22日に行なわれたダボス会議で、次のように発言した。