【囲碁AI対決】韓国最強棋士が待望の初白星 「李世ドル九段は同じ韓国人として誇り」 泣き出す解説者も
ソウル市内のホテルで行われた「グーグル・ディープマインド・チャレンジマッチ5番勝負」の第4局――。イ・セドル9段(33)は崖っぷちに追い込まれた人間のプライドを取り戻し、反撃の足がかりをつくった。シリーズ全体での敗北は決定したが、むしろ力を発揮できたようだ。人間代表、国家代表、個人の名誉に巨額の賞金までかかった一世一代の勝負で、これまで劣勢だったイ・セドル9段は、人工知能囲碁対局プログラム「アルファ碁(AlphaGo)」に180手までで中押し勝ちを収めた。