【ロイター/アングル】トウモロコシの種を盗む中国人、米国は農業スパイを警戒
[アーリントン(米アイオワ州)11日 ロイター]
米アイオワ州北部で農業を営むティム・ブラック氏は、44回目の種まきシーズンを迎える300エーカー(約1.2平方キロメートル)に及ぶ遺伝子組み換えトウモロコシの畑の付近で、見知らぬ車両がうろうろしていないか監視を怠らない。莫海龍被告を含む中国人7人が、アイオワの農家からトウモロコシの種子を盗み、中国に送り込もうとした疑いで、米司法当局に2013年に起訴されて以来、ブラック氏はこの広大な農作地域の他の農家と同様、警戒を強めてきた。