【矢板明夫のチャイナ監視台】香港独立の機運がますます高まっている 英連邦復帰求める声も 当局のメディア締め付けも逆効果
「香港の中国からの独立」を目標に掲げる政党や政治団体が最近、相次いで香港で旗揚げされたことが注目されている。2014年に行政長官選挙の民主化を求める道路占拠運動(雨傘運動)を主導した大学生ら若者が中心で、10年以内に香港独立の是非を問う住民投票の実施などを求め、影響力を拡大している。中国当局はメディアへの締め付けを強化するなど対策をとっているが、香港市民の反発をますます買う結果となり、「むしろ逆効果だ」(香港の活動家)という。