【対馬仏像】仏像返還へ「理解の広がり感じた」~観音寺前住職、韓国から帰国
▲韓国から帰国し取材に応じる田中節孝前住職長崎県対馬市の観音寺から県指定有形文化財「観世音菩薩坐像(かんぜおんぼさつざぞう)」が2012年に盗まれ韓国に持ち込まれた問題で、菩薩像の返還を求めて訪韓した同寺の田中節孝前住職(69)が、帰国後に西日本新聞の取材に応じた。田中前住職は、返還交渉を巡り互いの主張は平行線をたどったが「返還に向けた動きは韓国市民の間で広がりを見せていると感じた」と述べ「韓国の支援者らと連携し、粘り強く返還に向けて活動を展開していく」と語った。