【南シナ海問題】フィリピンが棚上げなら共同開発も 仲裁判断で中国紙
中国英字紙チャイナ・デーリーは4日、南シナ海に関してフィリピンが申し立てた国連海洋法条約に基づく仲裁手続きについて、12日に示される判断をフィリピンが棚上げすれば、中国側は南シナ海での共同開発などについて話し合う用意があると報じた。複数の関係筋の話としている。仲裁判断は中国に不利な結果になる見通し。対中強硬派だったフィリピンのアキノ前大統領と比べ、6月30日に就任したドゥテルテ新大統領は中国への一定の配慮姿勢も見せており、中国側は懐柔に向けて外交攻勢を強めている。