【南シナ海問題】7・12ハーグ仲裁裁判所の裁定前に中国が多数派工作に躍起となっている 「支持は60カ国超」と豪語するが…
中国が実効支配するパラセル諸島のウッディー島=2015年10月(共同)
中国による南シナ海の領有権主張に法的根拠がないとしてフィリピンが提訴した仲裁裁判で、オランダ・ハーグの仲裁裁判所が7月12日に裁定を示すのを前に、中国は国際世論の“多数派工作”に躍起となっている。裁定は中国にとって不利な内容になると予想されているが、裁定に従う必要はないとの中国の立場に賛同したのは「約60カ国に上る」(国営メディア)と主張。