【南シナ海問題】韓国、中国配慮か 仲裁判断後の見解出さず
韓国外務省報道官は12日、南シナ海問題を巡る仲裁裁判所の判断に先立つ定例会見で、「紛争は国際的に確立された行動規範により平和的に解決されるべきだ」と、従来と同じく原則的な立場の表明にとどめた。仲裁判断後の見解は出していない。定例会見では、韓国が警備隊を常駐させる島根県の竹島(韓国名・独島)について、日本政府がフィリピンに倣い国際機関に持ち込む可能性に関する質問もあり、報道官は「判断内容と法的な意味など政府レベルで綿密に検討する」と答えた。