アジアと欧州の約50の国・機関が参加するアジア欧州会議(ASEM)首脳会議が15日午前(日本時間同)、モンゴルの首都ウランバートルで開幕した。南シナ海での中国の主権を否定する仲裁裁判所の判断が出たばかりで、反発する中国の李克強首相や各国首脳の発言次第では激しい応酬となる可能性がある。会議には安倍晋三首相も出席、中国の南シナ海の軍事拠点化を念頭に「南シナ海を巡る情勢の平和的解決が必要だ」と述べた上で「法の支配を重視し、力による一方的な現状変更は認めないとの原則を貫くべきだ」と訴えた。

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