【南シナ海問題】米中海軍トップが会談へ 仲裁裁の裁定尊重を要求か
米海軍は15日までに、制服組トップのリチャードソン作戦部長が17~20日の日程で中国を初めて訪問し、中国海軍の呉勝利司令官と会談すると発表した。南シナ海での中国の主権主張を否定した仲裁裁判所の判断を尊重し、地域の緊張を高めないよう求めるとみられる。中国は判断を受け入れない考えを示している。米海軍によると、リチャードソン氏は滞在中に北京にある中国海軍司令部を訪れるほか、北海艦隊の拠点がある青島で潜水艦の乗組員のための養成学校や空母を視察する。