【リオ五輪】安昌林「自分が負ければ在日コリアンが悲しむ」 男子柔道73キロ級3回戦負け
オリンピック出場に向けた準備期間は長く厳しかった。韓国と日本のどちらにも属さない在日コリアンとしての立場。双方から露骨な、あるいは時には目に見えない差別を受けることも多かった。厳しい戦いを勝ち抜いて手にした韓国代表の座と世界ランキング1位の名誉。ところが勝負はあっけなく一瞬で決まった。長く夢見てきた韓国代表選手としてリオデジャネイロ・オリンピックに出場した安昌林(アン・チャンリム)=22=だが、勝負が決まった瞬間には何を思っただろうか。