【歴史戦】慰安婦資料、証言が中心 記憶遺産申請 専門家「客観性欠く」
韓国や中国などの民間団体が慰安婦に関する資料を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」(記憶遺産)に登録申請している問題で、ユネスコは18日までに申請資料の一部をホームページに公開した。資料は計2744点にのぼり、その半数以上が元慰安婦の証言やトラウマ(精神的外傷)治療の記録。専門家は「客観的に検証されていない資料」が多く含まれているとして、昨年10月に記憶遺産に登録された「南京大虐殺文書」の例を踏まえ、政府に対策を促している。