【国際】中国製医薬品の安全性で懸念強まる-新薬販売承認申請の撤回相次ぐ
中国製の医薬品や薬剤成分は世界に拡散し、ニューヨークやシカゴの薬局などでも見られるようになっている。中国が世界に輸出した医薬品・健康補助食品は昨年、前年比3%増の560億ドル(約5兆7200億円)に達した。中国の製薬業界は世界で存在感を高めたが、同時に中国製薬品の安全性に関する疑念も強まっている。例えば、昨年は中国企業約700社が中国当局から、提出済みの新薬販売承認申請を見直し、誤りがあったり不完全だった場合は自主的に撤回するよう通告を受けた。