【政治】「慰安婦」の記憶遺産申請で適切な対応を ユネスコ事務局長に松野博一文科相
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の事業「世界の記憶」(記憶遺産)に中国や韓国などの民間団体が慰安婦関連資料の登録を申請している問題で、松野博一文部科学相は31日、ユネスコのイリナ・ボコバ事務局長と文科省内で会談し、「(関係国の)日本政府が事前に把握できないのは遺憾」と述べ、適切な対応を求めた。同事業をめぐっては、中国が申請した「南京大虐殺文書」が昨年、一方的に登録され、馳浩前文科相がボコバ氏に登録手続きの透明化など制度改革を提案していた。