【台湾】「一つの中国」めぐる92年合意、蔡総統の受け入れ拒否は台湾守るため=元駐日代表
(台北 3日 中央社)台湾独立運動の中心人物として知られ、陳水扁政権(2000~08年)などで台北駐日経済文化代表処代表(駐日大使に相当)を務めた許世楷氏は3日、台北市内で開かれた座談会に出席した。許氏は蔡英文総統が、両岸(台湾と中国大陸)政策で「現状維持」を掲げ、関係悪化の可能性があっても大陸が受け入れを迫る「一つの中国」の原則をめぐる「92年コンセンサス(合意)」を認めないのは、大陸による併呑から台湾を守るためだと語った。