【大阪反ヘイト条例】審査会会長「ネット上のヘイトへの対応を重視」「大阪市以外での行為が大阪市民に対するものならヘイトに該当だ」
ヘイトスピーチの抑止を目指す全国初の大阪市条例が完全施行されて1日で2カ月になった。条例に基づき設置された審査会の会長で、元国連人権理事会諮問委員会委員の坂元茂樹・同志社大教授(66)は毎日新聞のインタビューで、申し立てられた内容がヘイトスピーチに該当するか判断する審査会の役割を「多文化共生を目指す日本、大阪市で、外国籍を持つ住民などへのヘイトスピーチの横行をなくすこと」と強調し、ネット上に投稿された書き込みや動画への対応を重視する考えを示した。