【日韓】[寄稿]からす 「屍にまで差別を受けた韓国・朝鮮人。屍にまで差別した日本人」
去る8月6日、長野県松本市の神宮寺(じんぐうじ)というお寺に出かけた。この寺で韓国の写真家・鄭周河氏の作品展「奪われた野にも春は来るか」が開催されていて、この日に私と高橋哲哉教授とのトークが行われたからである。この日はヒロシマへの原爆投下から71年目にあたり、神宮寺では恒例の「原爆忌」が行われた。広い本堂に、丸木位里(まるき・いり)・俊(とし)夫妻の大作『原爆の図』シリーズ中「からす」【図】と『沖縄戦の図』が展示された。