【拉致問題】失踪の米国人青年、「北朝鮮が拉致」と世界が報道
12年前の2004年8月、ある米国人青年が中国雲南省の名勝の渓谷、虎跳渓で消息を絶った。「青年が行方不明になったのは実は北朝鮮に拉致されたからであり、現在は平壌で英語の教師をしている」──。9月3日から4日にかけて、こんな報道が世界のニュースメディアによって流された。
この青年とは、当コラム(2016年3月2日「北朝鮮による米国人拉致事件、ルビオ議員も助太刀に」でも報じたユタ州出身の当時24歳の大学生、デービッド・スネドン氏のことである。