【大阪】「レイシストは帰れ!」にらみ合い、罵声応酬続く 右派系とカウンター団体 ヘイト抑止条例施行2カ月申し立ては19件
右派系団体の街宣に抗議する反対派のメンバーら=平成28年9月11日、大阪市中央区「ヘイトスピーチ」(憎悪表現)の抑止を目指す全国初の条例が、大阪市で7月に全面施行されて2カ月あまりが経過した。すでに20件近い申し立てがあり、諮問を受けた市の審議会がヘイトスピーチに該当するか協議している。一方、条例施行以降、市内では条例に異議を唱える右派系団体が継続的に街宣活動を行い、対峙(たいじ)する反対派との間で、スピーカーなどを使ってののしり合う状況が続いている。