【国際】国連安保理が核実験自制決議を採択、北核実験を牽制「平和への脅威だ」 米中はCTBT批准せず、実効性はどこまで?
国連安全保障理事会は23日午前(日本時間同日夜)、今月で採択から20年を迎えた包括的核実験禁止条約(CTBT)に関する会合を開き、すべての国に爆発を伴う核実験の自制を求める決議を採択した。14カ国が賛成、エジプトが棄権した。「核兵器なき世界」を目指すオバマ米政権が主導。5回目の核実験を行った北朝鮮を牽制(けんせい)する狙いもあり、ケリー米国務長官は会合で同核実験について「世界の安定と平和への脅威だ」と非難した。