【評論】2002年のワールドカップ日韓大会以来、大勢で群れる若者は「ぷちナショナリスト」化してきたのではないか
2013年3月26日、深夜の東京・渋谷のスクランブル交差点。ブラジルワールドカップ・アジア最終予選の日本対ヨルダンの試合がアンマンで行われ、日本が勝てば2試合を残してワールドカップが出場決まるはずでした。しかし結果は1-2で敗戦。スクランブル交差点で日本代表の勝利を祝う若者たちを見ようと渋谷に出かけたフリーライターの清義明さんは、到着後にこの結果を知って「今日はないな」と失望したといいます。