【書評】韓国から「反日」が消える日は来るのか? 元「朝日」記者が放つ日韓論
前川惠司『交わらないから面白い 日韓の常識』(祥伝社新書・840円+税)
慰安婦問題が生じた当初から強制連行はなかったと言い続けた元朝日新聞記者の日韓関係論。夫婦げんかをした際、相手の悪口を通りの聴衆に向かい大声で言い立てる国民性と朴槿恵(パク・クネ)大統領の告げ口外交の共通点や、児童会選挙のため高額なスピーチ塾に通い相手を言い負かす術を身に付ける子供たち、教師に謝礼の現金を渡す親など、日常生活から見た韓国人の価値観をつづる。