【中国】中国の反腐敗運動、OBは手つかず 前北京市トップ、家族16人でチベット訪問に「視察という名の家族旅行だ」
中国の国慶節(建国記念日)の連休期間中、中国の元高官がチベット自治区を家族連れで「視察」したことがネット上で暴露され、「公費を使った家族旅行だ」と批判が高まっている。習近平指導部が反腐敗キャンペーンを進める中、引退した高級幹部の特権は手つかずのままで、市民の間には不満がくすぶる。今月1~6日にチベット自治区ニンティを「視察」したとされるのは2012年まで約10年間、北京市トップの市党委書記と中国共産党中央政治局員を務めた劉淇氏(73)。