【話題】李信恵の弁護士「もっと賠償額を増やすべき」 李信恵vs桜井誠訴訟
判決というものが時代の合わせ鏡であるのなら、その判断は確かに日本社会の「いま」を映し出していた。街中やインターネット上におけるヘイトスピーチ(差別扇動表現)によって名誉と尊厳を傷つけられたとして、在日朝鮮人の女性フリーライター李(リ)信恵(シネ)さん(45)=大阪府東大阪市=が人種差別団体「在日特権を許さない市民の会」(在特会)と桜井誠前会長(44)に計550万円の損害賠償を求めた訴訟で、大阪地裁は77万円の支払いを命じた。