【軍事】中露で米ミサイル防衛に対抗 来年の合同演習実施を表明
中国とロシア両軍は北京で11日、米国のミサイル防衛(MD)強化に反対する合同の記者会見を開き、今年に続き来年も中ロ合同でMDのコンピューター演習を実施する方針を表明、米国に対抗する姿勢を強調した。安全保障をテーマにした中国主催の「香山フォーラム」の一環で行われた。中ロは米国主導のMD網が自国の戦力を著しく低下させることから「共通の利害関係」(フォーラムの中国側出席者)にあり、5月にはコンピューターを使ってMDの合同演習を初めて実施するなど、安保分野での協力強化が進んでいる。