【毎日新聞】差別と戦争、危うい関係 異なる民族を見下げることは全体主義の特徴 在日の詩人・金時鐘さん
歴史修正主義、排外主義。そんな言葉を頻繁に耳にするようになって久しい。ヘイトスピーチなどの扇情的な声の一方、知る機会が少ないのは、それらにさらされている当事者たちの思いだ。在日としての自身の生を見詰めてきた詩人の金時鐘さんは、日本の現状に差別と戦争の危うい関係を見て取る。従軍慰安婦問題合意を機に和解を進めよう 違いがあるから共存に意味
--著書「朝鮮と日本に生きる」によると、日本統治下での少年時代、典型的な皇国少年だった。