【暴言大統領来日】米国と「決別」発言に「混乱と驚き」 ケリー氏、フィリピン外相に懸念伝達 米高官も対中接近にクギ
ケリー米国務長官は23日、フィリピンのヤサイ外相と電話協議し、同国のドゥテルテ大統領が訪中時に行った「米国と決別する」との発言に、米政府として「懸念」を伝えた。カービー国務省報道官が24日の記者会見で明らかにした。これを受け、フィリピンを訪問中のラッセル国務次官補(東アジア・太平洋担当)はヤサイ氏と会談し、対中接近や麻薬犯罪容疑者の殺害容認を牽制(けんせい)するなど、同盟国に対して異例の強硬姿勢を示した。