【国際】ユネスコ記憶遺産、審査透明化へ政府間委員会設置を要望 日本政府
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の事業「世界の記憶(記憶遺産)」に中国の「南京大虐殺文書」が一方的に登録された問題で、日本政府が審査制度の透明性確保に向け、加盟国が協議する政府間委員会の設置などを求める意見書をユネスコに提出したことが31日、文部科学省への取材で分かった。提出は30日。登録審査を担う国際諮問委員会(IAC)の勧告に基づき各国代表が議論する政府間委員会の設置のほか、専門家による現地視察、IAC委員を現行の不透明な選出方法ではなく加盟各国から公募することなどを求めた。