【高英起】金正恩氏の「ほめ殺し」で自ら危機を招く在日団体
「ほめ殺し」という言葉がある。元々は、対象を過剰にほめ称えることで有頂天にさせ、発展の芽を摘んでしまうことを意味していた。それが後に、対象をダメにするのを目的として「ほめる」ことをも意味するようになった。後者の使われ方としては、1987年の「皇民党事件」が有名だろう。右翼団体「日本皇民党」が、金権政治家のイメージの強かった竹下登氏(後の首相)に対し「日本一金儲けが上手い竹下さんを内閣総理大臣にしましょう」との街頭宣伝活動を執拗に行い、自民党総裁レースで苦戦に追い込んだものだ。