【香港】香港議会で続く反中派締め出し、新たに4議員の資格停止申し立て 中国当局の強硬姿勢が鮮明に
2016年12月9日、香港立法会(議会)で反中国色の強い議員の締め出しが続いている。香港独立を視野に入れる本土派議員2人に続き、香港政府は急進民主派4人の議員資格取り消しなどを求めて高等法院(高裁)に司法審査を申し立てた。議会から反中派の排除を図る中国当局の強硬姿勢がさらに鮮明になった。今年9月の議会選挙(定数70)では、香港政府のトップを決める行政長官選挙の民主化を求めた2年前の「雨傘運動」後に台頭した若者らを中心とした本土派など新興の反中勢力6人が当選。