【国際】ドゥテルテ大統領を殺人容疑で捜査するよう求める 国連人権高等弁務官 「殺したことある」発言で
フィリピンのドゥテルテ大統領が「自ら容疑者を殺害したことがある」と発言し、国連のゼイド人権高等弁務官は20日、フィリピン司法当局に殺人事件として捜査に着手するよう求める声明を出した。ドゥテルテ氏は麻薬犯罪撲滅を掲げ、大統領就任後の約半年間で2千人以上の麻薬犯罪容疑者が警官に殺害された。ドゥテルテ氏は今月、企業関係者を前に行った演説で、南部ダバオの市長だった当時、「大型バイクに乗って容疑者を捜し回り、殺害した」などと語った。