【毎日新聞】阪神大震災から22年。育む結いの輪、心の国境超え…分け合ったおにぎりとキムチ。朝鮮学校、地域と一体
1995年1月17日に起きた阪神大震災。約25万棟の住宅が全半壊し、ライフラインが壊滅した被災地では、人種や国籍、立場の違いを超えて人々が助け合う姿がみられた。22年前に生まれた共生の記憶は今も語り継がれ、震災で得られた教訓と知恵は世界各国で生かされている。■分け合ったおにぎりとキムチ 朝鮮学校、地域と一体JR灘駅のすぐそばにある東神戸朝鮮初中級学校(当時、神戸市中央区)の4階建て校舎には至る所にひびが入り、グラウンドは数百人の近隣住民であふれていた。