【教科書検定】慰安婦問題、日韓合意挿入など3点修正 南京事件、「通説なし」明示せず 犠牲者数記述、4点を改善
慰安婦問題が「最終的かつ不可逆的に解決」されることを日韓両政府が確認した平成27年12月の「日韓合意」後最初の検定となった今回は、日本史Bの3点に日韓合意の記述を挿入するなどの修正が求められた。慰安婦の記述があったのは、世界史と日本史、政治・経済の計19点中、13点。うち実教出版の2点は、元慰安婦が日本政府に補償を求める訴訟を起こした戦後補償問題に触れるなどしながら、最近の動向である日韓合意に言及していなかった。