自民党の二階俊博幹事長は6月に訪韓し、韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領と会談する方向で調整に入った。文氏と安倍晋三首相の初めての首脳会談は、7月にドイツで開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議の機会が想定されており、二階氏が「露払い」役を務める格好だ。慰安婦問題を巡る日韓合意をめぐり、二階氏は文氏当選直後の10日の記者会見で「振り出しに話を戻すことが仮に必要であれば、よくこれから慎重に話し合っていきたい」と述べ、韓国側の出方を注視する姿勢を示している。

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